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September 23, 2006

いるべき場所・その2

なかなかお互いの時間があわなくてあえなかったYさん&Iさんと恒例となった集い(?)。3年半前、教育大学院の学生さんとして出会ったお二人だけど、卒業した今は、よき友、相談相手。(学生と先生として会ってたときもそうだったかも・・・^^;。あぶなかっしかった韓国生活初期に会った教育大学院の学生さんには、かなり心配をかけ、面倒を見てもらってた・・・)

韓国で起きた「???」と理解できないこと、外国人だからおかしく見えるの?と泣きつくたびに、彼女らの「말도 안 돼~~~」(そんなの話になんないわ~。おかしいよ~)に何度救われてきたか。

そのうちIさんは、実はこの数ヶ月、大変なことが続いた。もともと在日韓国人の方との結婚をしていた彼女でしたが・・・、いろいろあって子どもさんとはもともと別々に暮らしていた。(夫婦は韓国、お子さんは日本に)その後ご主人の方で色々なトラブルがあり・・・、本当にいろいろあって、離婚することになった。(その間したくてもできない時期も続いていた)。子どもさんとはなかなか会えなくもなり・・・。

この問題が起きる前から、勉強を続けたいと博士課程に入っていたけれど、そんなこんなで勉強もままならなくなってた。いずれは日本に留学してお子さんのそばに行きたいといっていたのだけれど・・・学校もちゃんと通えなくなっていた。

その後ついに離婚することになったのだけれど、やはり韓国では「離婚した女性」というのは暮らしにくいらしい。しばらく悩んで・・・また「日本に行く」という案が浮上。

たまたま9月の中旬に開かれていた「留学フェア」にちょっと覗いてみるか、という軽い気持ちで行ってみた。

そこにたまたま日本の某国立大学の教授が説明をしにきていた。彼女が話を聞いてみると、その先生は日韓対照研究をしているとのこと、さらにあらたに学科ができたばかりで博士課程の外国人留学生の積極的に募集しているとのこと(おそらく政府のほうでいれなきゃいけない留学生の数が決まっているのだと思う)。まもなく行われる試験を受ければ、競争率も高くなくほぼ入れる状況なのだそう。しかもそこは場所的にも彼女のお子さんが住んでいるところにも近い!!

韓国人の学生が日本の国立の博士課程に入るのはなかなか大変で、こちらで博士課程を終えた学生でも、日本で研究生から始めて修士に入らなければならなかったりもする。そんな状況を考えれば、かなりの運がいいケースと言えるかも・・・・。

11月には試験を受けに日本に行って、4月まで日本で準備をすることになりそうとのこと。しばらく会えなかった間に彼女を取り巻く環境はまさに激変。急に色々なことが動き出した感じだ。でも久しぶりに本来の明るい表情で話してくれたのを見て、本当に本当によかったな・・・・と思った。

それまでに彼女のみに起きた本当に大変だったこと、これも少しずつ少しずつそこへと傾きだしていたということなのだと思う。それまで起きたことに対して、「神様、こんな苦難を与えてくださってありがとう!!」と言えるほど、私たちは現実に寛容ではないし、なる必要もないだろうけど、どこかに流れ、辿り着く過程で、何かひっかかる障害みたいのがあって・・・でもその流れ着くべき場所に着くためには、経なければならなかった過程だったということ・・・なのかな。

いつでもすぐ会えると思っていたけれど、Iさんの生活も動き出し、私もYさんの生活ももうすぐ動き出して・・・・、留まっていることってないんだなあ...と改めて実感。変わらないように思えていても、少しずつ傾いているってことなの・・・かなぁ・・。

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September 12, 2006

時間の長さ

9月はいって一回も書いてませんでした・・・。新学期、しばらくは落ち着かなさそうです・・・。

さて、ずいぶん前になりますが、この9月からサバティカル(研究休暇)でカナダに行く先生と話していたときのこと。

あ、余談ですが、この先生、日本語学が専門のお方ですが、サバティカルは日本じゃなくて、カナダ・・・・。家族皆さんでカナダに行かれるそうで・・。お子さんの英語の教育のためっていうのもあるそうです^^;。最近日本語関係の先生でそういう方多いそうで・・す・・。

さて、その先生、中学生のお子さんがいるんですが、出発間際になってお子さんが言い出したこと。

「カナダへ行くの・・なんかさびしい・・携帯電話のローミングサービスを申請したい~」

大人の目から見れば、カナダに一年!英語上手になるし、いいね~!という感じですが、もちろん本人もよくよくわかった上で、それでも、1年間もの間、今いる友達と何か「切れて」しまうのが寂しい、とか。今の子供にとって電話番号を失うっていうのがなんか「切れる」感覚に近いのかな。なんか「繋がっていたい」と思ってしまうんだろうなあ、と思います。

先生はそれを「高い!」「だめ!」と一蹴したそうですが・・・^^;

「一年なんかあっという間!」と思いますが、それはたぶん1年を何度も何度も積み重ねてきて、なんとなく「1年の長さ」を体感している大人の意見なんだろうな、と思います。子供にとって、1年先なんて全然見えないし、永遠にすら感じてしまうのかも。

そのうち、「1年でできること」とか「1年で変わらないこと」とか少しずつ覚えて・・「1年の長さ」を覚えて、「3年の長さ」を覚えて・・・少しずつ時間の長さを知っていくような気がします。例えば、私も2年ぐらいという感覚でぽんと韓国に飛び込んだけど、そのときたぶん私が知っていたのは「2年の長さ」だったような気がします。「3年」って言う数字はそのとき出てこなかったし、それこそ果てしない年月ような気がしていたかも。

こうやってすこしずつスパンを長く感じていけるようになるのかな、とも思います。しばらくしたら韓国に来て4年を終えて、そのとき「4年の長さ」というか「重み」をなんとなく感じられるようになるのかも。時間の物差しを近視のように間近で見ていた時期から徐々に俯瞰できるようになるというか・・・。私はまだ10年の長さを知らないけれど・・・・、きっともっと歳をとったらもっともっと遠くから眺められるようになって、そのうち「10年なんてあっという間よ」とか言い出すのかな。

逆に言うと「若い人」(この言い方ちょっと悲しいけど^^;)特有の危なっかしさって、この時間の長さを俯瞰できない感じに近い感じがします。一瞬一瞬しか見えてない感じ。

なぜ↑そんなことを感じたのかを今思い出したんですが、甲子園ですごい人気があった投手がプロ入りをしないで、大学進学を決めたというニュースを見たこと、でした。たぶん大人の「4年なんてあっという間よ」という感覚、「4年の長さ」はその彼にはまだわからないんだろうなあ、と。だとしたら、なおさら、その決断は大人が想像するより、大変だったんだろうなあ、と思ったのでした。

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