October 08, 2007

名前をめぐって

また1ヶ月以上あきました・・もはや月刊を通り越して季刊になっているような気もしますが・・・・しばらくはこんな調子でいきます^^;。

7,8,9月と短期間でプライベートのレッスンを受け持っていた韓国人の奥様(ご主人は在米韓国人でアメリカで結婚、今はご主人が日本支社に駐在中 在日2年目)のおはなし。

中級をだいたい終えている方で、かつ、韓国・アメリカ・日本の3つの社会を経験、かつ年齢も近く、加えて自宅でのレッスン、ということで話は日韓の社会・文化とか家族観とか・・・レッスンを忘れて話がつきず・・

私がどうも韓国の名前の感覚にひっかかっていることもあってか、(過去にもいろいろ書いてました)彼女の経験も含めて話は「夫婦別姓」についてへ

知っている方も多いと思いますが、韓国は夫婦別姓で、子供は父親の姓を受け継ぐ。私の知り合いの方(日本人・韓国人と結婚)で、「子供と苗字が違うのが寂しかった。家に一人だけ入れない感じがした」という話を聞いたことがあったので、そんな話をしたり、反対に、今日本で立法化しようとしている「夫婦別姓」の法律の背景を話したり・・・苗字一つとっても深いよねぇ・・と話す。

ちなみに彼女は別姓をとらず、ご主人の姓(「moon」(ムン)さん)を使っているので、これはやはりアメリカ社会の一員となるための強い決意の表れかしら、とか、在米韓国人のアイデンティティとは・・・などとあらぬ方向に思いをはせて、理由を聞いてみると

M:自分の苗字でもよかったけど、韓国人の苗字はアメリカ人はどうせ読めないし、覚えられないし・・・夫の苗字は「moon」で、英語の単語にもあるし、すぐ覚えてもらえるから!

とあっさり。

この「韓国人の名前は外国人が呼びにくいから」、という理由で、突如「アンディー」「アーノルド」とかが発生するわけですが、この理由、けっこう浸透していますね^^;。神妙に二人で夫婦別姓とは、と話し合っていた時間はなんだったんだ、という気もしますが。

名前つながりでもう一つ。ジュンパ・ラヒリ『その名にちなんで』。著者はインド系アメリカ人の女性で、前作『停電の夜に』は、とある先輩に「たぶんかなり好きだと思う」と薦められて、ぴったり!はまったので(こういう風に好きな本を教えてもらえるのは、すごく理解してもらえてる感じがしてうれしい)、かなり期待して買っておいて、もったいなくて読めなかった本。(もうずいぶん前に出版されているので古い話になってしまいますが)

移民というその視点のせいか・・、なんか状況を傍観してしまう感じ、それを心情の吐露(そうするとたんなる私小説になってしまうけれど)という感じじゃなくて、目に映った情景を淡々と並べて描いているだけなのに、なんだか染みてくるのはなぜなのか・・。

ひょんなことから「ゴーゴリ」と名づけられた男の子(インド系アメリカ人)が、名前を恥ずかしいと思ったり、隠そうとしたり・・そんなごろごろとした違和感が、大人になっていく過程で少しずつ見えない速度でひずみを生んでいくお話。(うまく整理できていないのですが・・・)

この「ゴーゴリ」君の繊細なココロは、さきほどの韓国の名前観ではどう読まれるのかな、などとも思いもし・・。名前のこと・・・興味尽きず、です。

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July 05, 2006

あいうえおからはじめよう

先週から自分の学校の授業とは別に通信制の大学の公開講座の授業をしています。日本語を勉強しようかな、と思っている学生のための無料の夏季講座(2週間)で私の担当のクラスは、日本語ゼロ・・・。ひらがな程度は知っているという人には別のクラスがあるので正真正銘のゼロ。

今回与えられた指令は 「2週間でなんとなく日本語に興味を持ってもらおう。(あわよくば、今後日本語の授業を受講するきっかけになるように・・・)ひらがなぐらいは覚えて帰ろう・・・」

ひらがなからというのは初めてではないのですが、自分の大学の授業の場合、ネイティブの授業には「なんとなくひらがなは覚えているORかなりやる気がある」というケースが多いので、クラス全員が全くゼロというのは初めてかも・・。さらに大学では「来週までに・・・」と宿題を出しつつ、ですが、毎日の授業なので、「来週までここまで覚えてきましょう」というのができない。

文法とかはまずは文字を覚えてから、という頭がやっぱり今までどこかにあって・・・でも毎日ひらがな練習ばっかりやるわけにはいかないし・・・、さらに韓国語で授業・・と想像以上の難題となりました。

そこで、初日、「日本語をしゃべりすぎたら、最初からびびってしまう」と思って、ほとんど韓国語(かなりつらい~^^;)あいさつとかはちょっと日本語、でやってみた。・・・けど、自分の中での疑問、これでネイティブである意味があるの・・・かな? さらに、学生さんの反応も・・・・うーん。

そこで次。もうひらがなを書けるようになるのは放棄。読めればいい、いや言えればいい。たまにはまだ習っていないひらがなも反則技でいれてみる。「こんばんは」「はじめまして」・・・それから「~です」「どうぞよろしく」・・これができるとグループで自己紹介ができ始めて・・・。まだひらがなも20個ぐらいしか覚えていない段階でも、無理やり言ってみれば、「あ、自己紹介できた!」とほくほくし始めて・・・と「あ、日本語はなしてる・・・・^^」がぱっと下りてきた感じ。表情がなんだかぱっと明るくなる。

一日10個ずつひらがなを覚えてようやく「まみむめも」まで。さて最大限今日まで習ったひらがなで、文型で・・・と考えて思いついた。「もしもし」で電話をかけてみよう。「もしもし。~さんですか。~です。こんばんは」・・・と会話を考えていったら、今まで習ったひらがなでいける!そこでもうその日はでんわ大会に・・・。(各自の電話番号配ったりしたんですが・・あとで考えれば、個人情報ですよね・・・^^;これができるのも韓国ならでは?)

なんか、こっちが思っているより日本語ってむずかしくないのかも!?というのは言い過ぎなんだけど・・46個覚えて、濁音やって...促音やってそれからカタカナも!なんて考えていると、2週間でしゃべれるわけないわ・・・と思ってしまうんだけど、逆に言えば、とにかくお試しで到達目標も設定されているわけではない。文型を積み上げていくより、とにかく自分の身の回りのことを少しでも・・と考えるといろいろ変わってきた。市販の教科書で8課ぐらいにある「すきです」なんていうのも、言えたら楽しそうだから、もう教えちゃえ、と入れてしまったり。

・・・

学生さんの大半は会社員で、7時半の始まりの時間ぴったりにはなかなか始まらない。いつも10分ぐらいだらだらして始めるんだけど、今日は・・・教室に行くなり

「せんせい~(←言いやすいらしくて覚えてくれた^^) マンドゥ(餃子みたいなもの)」

とみんなが海苔巻きとマンドゥを広げだした^^。まずは夜ご飯を食べてから、ということで・・・・。なんだか不思議なことになってきました。

そこでは韓国語でみんな話していて、それに私も加わるのですが、そこで感じたこと。「韓国語がわかる」と皆に知らせておくことで、共有できる時間もあるんだなあ。「~がむずかしい」とか「どうして日本語を勉強したか」とか・・・初級の生の生の声を聞いたのは実は初めてかも。マンドゥつまみながらどんどんみんなが話し始めて・・、するとその後のクラスの雰囲気も明るくなってきて・・・。

自分の大学では「先生は韓国語よくわかりません」と言う顔をしているので、学生はがんばって日本語で話しかけてくれる。でもその分初級の学生は伝えたいこと伝えきれない、ってこともあるんだろうなあ。上級の学生とはいろんなことを話すけど、いろいろ考えてるのは日本語の初級とか、上級とかって関係ないんだしなあ・・・と。

懸案の「韓国語をどこまでまぜたらいいか」・・・むずかしいです。今回は韓国語で授業をして、韓国語で場を共有する、その楽しさを少し垣間見れたらなあ...と思っているのですが・・・。さて「あいうえお」からスタートしたこのクラス、2週間でどこまでいくか、他人事みたいだけど、たのしみです。

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June 26, 2006

変化と劣化

少々過激なタイトルかもしれません。

「○○て変わったこと」というタイトルで作文を書いてもらったときのある学生さんの作文から考えたことです。

私としては、「大学に入って変わったこと」とか「軍隊から帰って変わったこと」とか無邪気なものを予想していたのですが、彼が書いてきたのは「日本から帰ってきて変わったこと」。

その学生は2歳から10歳まで日本で過ごした経験を持っているのですが、韓国に帰ってきたときに、日本と韓国の経済的な差や文化的な差にショックを受け、周りの韓国人の友だちに馴染みたいという気持ちと、馴染むことが自分が劣化していくことにつながるような気がして、変わりたくないという気持ちとの間で、悩まされた、ということでした。

国の間に優劣はないと考えたいところですが、今から10年以上前のことなので、「国の豊かさ」と言う面では、まだまだ差があった時代だと思います。10歳ぐらいの子供であれば、自分の周りの世界が世の中全て、のような時期でしょうから、客観的に見て、自分のいる世界が劣って見えたとき、かなり切ない気持ちになったんだろうなあ、と思います。子供ながらに二つの世界を相対的に見れてしまうのは、大人が思っているよりずっと重いことなのかもしれません。

「韓国に馴染むことが自分の劣化につながると思った」という彼の率直な意見にはもろ手を挙げて賛成というわけにはいきませんが、変化が必ずしも前向きじゃないかも・・・と思ったときの切ない気持ちはなんとなく分かる気がします。

結局、彼はとにかく本を読むことで解放されようと思ったとのことで(彼の言葉を借りれば、小説の世界に逃げようと思った)、おかげで(?)彼の日本語の作文の表現力は私も完敗・・というほどなのですが・・・。

ふむ、この問題、なんとなく頭を回っています・・・。

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June 20, 2006

みんなのおすすめ

上級の作文クラスで、最後に「書評・映画評」を書いてもらいました。この国で、「勧める」をさせたら・・・それはもう、たくさん書いてくれました^^;そういえば、「投書」の課題-「文句を言う」も熱かったですね~

・・授業で会うのは、それぞれの学生の生活のほんの一部の時間なので、思えば当たり前のことですが・・・みんなその他の時間にいろいろなものを読んだり、見たりしてるんだな~と今更ながら感じもし。もともと、読書自体より「他人の本棚」みたいな本読むのが大好きなので、今回の企画、添削はさておき、これ読んでみようかな~など、今後の読書計画の参考にさせてもらいましたw

・・はともかく、みなさんのおすすめ、

女の子の1番人気は、圧倒的大差で、江国香織、でした。女子15人中5人、彼女の作品でした。(日本の本という限定はまったくしないで好きな本を、という中で、です)

江国香織の人気が高く、ほとんどの作品が韓国語訳されているのは知っていましたが、ここまで高いとは・・・みんなは作文の中で、彼女の文体を「透明感がある文体」とか、「清らかな文体」という表現をしていましたが、そういうのって(彼女たちにとっては)外国語の文章からどういう風に伝わっているんだろう・・・!?韓国語に訳されても伝わるのかな・・・

そんなことを考えたことは前にもあって、気になったので、ずいぶん前に、「きらきらひかる」の韓国語訳を原作を横に読んだことがあるのですが、私の韓国語能力では、かなりつっかえつっかえで、とても透明感は感じ切れなかったのですが・・・^^;彼女の作品は擬音語・擬態語の使い方と呼称がとても独特で、そういう響きを訳すのはなかなか難しいなと思った記憶があります。

韓国のテレビドラマを見ていると、みんなは「感情の起伏が激しい」とか「うねるようなストーリーのドラマ」が好きなようにも思えてしまい、ささやかなこと、日常にドラマを見る江国さんの作品とはかけ離れているようにも思えるのですが、そのあたりは私の思い込みなのかな。

さて、書評には「こんな人に読んで欲しい」というのをつけてね-といってあったのですが、このみんなの「押し」も熱かった^^;

○純度100%の恋を味わいたい人にお勧めしたい(きらきらひかる)

○愛を愛する人に推薦したい(落下する夕方)

○恋を待っている人、恋をしている人、そして恋の思い出を持っている人にぜひ読んでほしい(東京タワー)

○世の中でごく普通だといわれている愛し方に疲れている人、あるいは愛することをやめられないということをわかっているのにもう飽きてしまった人に読んでほしい。(きらきらひかる)

そうか-。みんなけっこう「大人」なのね-。大学生に「愛に疲れた」とか書かれると、なんだかびっくりしてしまいますが^^;

彼女の作品を私はそこまで恋愛小説!と思ったことがなくて、つい文体の方に目がいってしまうのですが、外国語として読むと、表現とかはとっぱらって一気に内容に入り込めるものなのかな~と思ったり、思わなかったり。

日本の大学生に、お勧めの本聞いたら、どんな本をどんな風に推薦してくれるのかな~と思いつつ・・・そのすすめっぷりを比較してみたらおもしろそうですね-。

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June 07, 2006

みんなの「旅行」

あんまり公開しては・・・と思いながら、やっぱりみんなの書いてる作文、なかなかいいところ、ついてきます。なんとなく自分のツボがわかってきました^^;(→でメモつけときます)

今回のお題は「旅行」

人気の旅行地は冬ソナでおなじみのナミソン。

ナミソンより二選。・・・みんなナミソンの公園になぜかいる「ダチョウ」につい目が・・・

ナミソンの公園に行きました。天気がはれていて、景色がとてもきれいでした。それに、ダチョウもいました。性格はあまりよくないみたいでしたが、音が全然しなくて、静かでした。

→こういうかなり余計な情報をチェックしているヒト、好きです・・・^^

ナミソンは小さい島でした。ダチョウとカモがいました。木も多く、空気が澄んでいました。私たちはしゃしんをとり、さくさくしました

→ううぅ、擬音語・擬態語にも弱いです^^; さくさく?・・さくさく? 何をしたんだろう!?

続いて、登山の名所、雪岳山・・

「それから、山の入り口の辺りで一緒にビールを飲みました。世界で一番涼しいビールを飲む感じでした。わたしはもう一度「や~~~た!」と叫びました。

次の日の朝、高速バスでソウルへ帰りました。この旅行から私は自信感を得ました。今度の夏休み、もう一度雪岳山に行く予定ですが、つとに期待しています。」

→いきなり文体が変わっちゃうのも実は結構好きだったりも・・

*あえて訂正入れないで学生の作文、そのまま書きました。特に最後の学生の「や~~~た!」は~がとっても長くて、かわいいんですがそのまま載せられなくて残念。

一人でツボにはまってないで、さっさと添削しなきゃいけないんですが・・直さないで保存したい衝動にも・・(この辺りのことは前にも考えてたみたいで、1年前に少しまじめに書いてました)。赤入れるの惜しいなあぁぁ。

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May 16, 2006

先生おめでとう・・・?

今日は韓国名物?「先生の日」でした。最初は「な、なんだ?」と思ったこの日も早くも4回目。とはいえ、この日の居心地の悪さはなんとも変わらず・・・。

といってもうれしいことも。

最初の年の「先生の日」、わたしが目がテン・・になっているときに、ケーキを持ってひょっこりと現れてきてくれた女の子二人組みが今年3年ぶりに同じようにひょっこりやってきてくれました。二人ともその間、日本に留学していたり、で、すっかり大人っぽくなって、日本語もぐぐぐと上手になってるけど、あの頃と同じようにケーキをつつきながら「まったく同じシチュエーションだね~」って笑えることがなんだかとてもうれしかったです。・・・「あの頃」を共有できるということは、なんかありがたいことだと最近じわっと感じるのです・・(年のせい?)

「学生」と一言でまとめてしまうと、なんだか個性が消えてしまって子供のように見えるけど、一人一人は私もびっくりするほど大人なのですね・・

他にも軍隊にいる子が電話をくれたり、休暇の子が遊びに来たり、・・・って今思ってみると、みんな一番最初の年に教えてた子達だ・・。あの頃は今から考えるとはちゃめちゃな教え方してたな、ごめん!と思うんだけど、こっちが必死な分、向こうもちゃんと向き合ってくれていたのかな・・とも思います。なんというか・・・・・仕事にも生活にも100%で向かい合っていたんだろうなぁ。今は・・と思うと、やや反省もあり^^;

「先生の日」自体は、先生に何か送ったりってどうかな~と思う部分は多々あるんだけど、記念日って、母の日にしろ父の日にしろ、ふっとその相手のことを考えるきっかけになる日、と考えると、よいところもある・・。形式がないと、なんとなく「ありがとう」とかいい忘れちゃうけど、枠があることで、普段より楽に伝えられたり。

そのあとで会った時間講師の先生と話したことですが、それでも学生が花束を買ってきてくれたりはなんだか申し訳ない気もするので、「そんなに準備をしてくれなくても、ちゃんと気持ちは伝わってるよ~」というオーラを常に発せられたらどんなにいいかなあ、とも思います。

ところで、みんなが、「先生、おめでとうございます」って言ってくれたんですが・・この挨拶はどうなんだろう!?みんなも「これでいいんですかねぇ」といい、私も「う~ん・・」といい。「先生の日」の挨拶って何なんでしょう?やっぱり「ありがとうございます」なんですか・・ねぇ。

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May 11, 2006

授業で見たもの

久しぶりに友人Yさんとごはんを食べる。彼女はもとは教育大学院の学生さんなんですが、その後、韓国語の先生になるための勉強もしていて、今は日本語も韓国語も教えてる。すごーい勉強家だなぁといつも感心。あと、職業病?韓国語がとっても聞きやすい...。やっぱり「対外国人」の慣れってあるのかな?

近況報告をしつつ、授業でドラマとか映画とかどうやって使う?という話に。彼女は今、語学堂で韓国語を教えているんだけど、午後には課外授業でドラマを見せるっていうのがあるらしい。自由参加なので、学生数確保のために、ドラマの人物相関図やストーリー展開を予告するようなポスターを毎週作って貼ったりするらしい。けっこう準備、大変だなぁ。

台本とかもしっかり用意していって、ばっちり説明しようと思ったら、あんまり学生には興味がない内容だった・・・ってこともあったらしい。反対にちょっと子供っぽい内容?と思ったものも、同じ大学生同士で共感を呼んでたり。

韓国では日本のドラマ、映画はインターネットで簡単に見られるので、授業でただ見せるだけなら、「家でも見られる~」ということになってしまう。ドラマや映画を使ってどう、何を、教えるかってむずかしいし、台本等々準備も結構大変だ・・・。(みなさん、スクリプトってどうしているんだろう?やはり全部自分で?スクリプトが手に入るとかっていう方法ご存知の方お教えください~)

夏休み中に開講する授業で、ちょっと視聴覚教材を混ぜようか、と思っているので、今いろいろ模索中です。

彼女が日本語を大学で勉強してたときは何を見たことがある?と聞いてみると、

Y「・・・う~ん、何があったっけ・・・?あ!『東京物語』」

ええっ?東京日和じゃなくて?

Y「・・・うん、あの黒白の・・・」

そっか・・渋いなあ。

Y「昔の日本はこうだったんだ、ってことは学んだよ。なんか今の日本と違うんだなってことだけはわかった。

セリフもゆっくりだし。バスがゆっくり来て、おじいさんとおばあさんがゆっくりバスを目で追いながら、「あ―、バスが・・・来ましたね―」ってゆっくりしゃべるの・・ちゃんと聞き取れた^^」

なるほど・・確かに笠置衆がゆっくり「あーいい天気だなあ、母さん」とか言ってたんだろうなあ。なんか、おだやか―に時間が流れてたんだろうな、その授業。渋いぞ、それを選んだ先生。私は個人的には好きだけど・・

聞いてみると、文学出身の先生の会話の授業だったそうだ。先生なりには感じるところがたくさんある映画でいろいろ伝えたいことあったんだろうなあ~。会話のクラスでそれが伝わったか、学生が見たいものだったかっていうとまた別問題だとは思いもするけど・・

何を見せるか?何を伝えるか?先生によって違うんだろうな・・学生は何を見たいのかな―?ドラマ、映画、使うのって結構むずかしいよね・・って二人で実感してました。

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May 05, 2006

プレゼント

日本はゴールデンウィーク真っ只中ですね。

こちらは今日からこどもの日、土曜日、日曜日、で、ようやく3連休です

5月は体が休むようになっているのか、なんか疲れやすい~・・・。

ともあれ、休みに入って、たまりにたまっていた作文のコピー(チェックして返却したもの。コピーしてとっておいた)の山の整理をはじめることに。去年のとかもコピーとりっぱなしでほっておいてあるんですよね・・・。

ぱらぱらと読み直していると・・・ㅋ ㅋ。けっこうおもしろい。一部抜粋。

題名「プレゼント」

「わたしの机の上にはちいさいきんぎょばちがあります。それは「マリモ」という植物だが、むかしに付き合ったこいびとに買ってもらうのです。(→買ってもらったものです)

ま、まりも・・・・・・?

「こいびとがマリモに”わたしのこいびとが大学に合格するほどしてください”と小円をかなってたわたしにくれました。(→お祈りをして・・かな?)わたしは本当に感動しました」

・・・・マリモに祈る彼女。箱を開いたら、マリモっていうシチュエーション…。

か、かわいい・・・・。・・?

ちなみに

「今は付き合わない人ですが、わたしの机の上に育ってあるマリモをみたらその人が考えます」

そうな。去年のクラスにいて、休みがちだったので、ほとんど話した記憶はないんですが、実はなかなか味のある人物だったのでは?それに気づかなかったことにやや後悔しつつ・・。ただ衝撃は受けていたのか、訂正するべきところ全然訂正してないんですが・・・^^;

個人情報を思いっきり公開してごめん!と思いつつ、あまりにかわいらしいのでつい。思わず、テンプレートも変えてしまいましたよ。(マリモの緑と、タイトルの横のキャラの動きがなんかぴったりだったので)

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April 25, 2006

この顔はどんな意味?

実際に比べてみないとわからないけど・・・たぶん日本語のメールより韓国語のほうが絵文字率って高いのではないかと思います。

^ ^ とか >_< とか ^o^とか・・・に加えて

ハングルを入れると、もっとバリエーションがついて

ㅠ ㅠ  ㅎ ㅎ  ㅋ ㅋ

なんていうのもできる。今の日本の携帯はどうなっているのかわからないけど、韓国の携帯の絵文字の種類はかなり多い気がする。私自身は、日本にいたときはけっこう抵抗が合ったほうなんですが、

ㅎ ㅎ やら o(> <)o やらに囲まれているうちにけっこう使用率が高くなってる気がする。日本だと男の人がするとちょっと、というイメージがやっぱりあるのかな。こっちは大学生ぐらいだったら、けっこう使ってるんじゃないかなと思います。あるとき、60代の先生(教授)からきたメールにもしっかり照れ笑いがはいってて、抵抗感があんまりないんだな~と思ったものですが、実際のところはどうなんでしょう!?

・・・はともかく、今、作文のクラスで、インターネットの掲示板で知り合った、日本人の友だちとメールのやりとりをするっていう設定で「自己紹介」や「わたしの一日」「趣味」などを書いてもらっている。手書きで書かせるとはいえ、だったらやっぱり絵文字ふれてみようかな、ということで、いくつかみんなで話し合ってみました。

この顔はどんな意味?セリフをつけるとしたら?と振ってみたんですが・・

^ ^ 「うれしい~」「にこにこ」 

>_< 「悲しい」「泣いている」「困っている」「えんえん」

このへんはまあ韓国共通だからOK。

(^_^ )v 「うれしい!」「やった~」「合格しました」

うむうむ。なかなか、と思っていたら。

m( _  _ )m 「頭を抱えている」「落ち込んでいる」「ショック」

(^-^)/~~ 「まあ大丈夫だから、心配しないでください」

・・・と独自の発想が。そう・・見えるん・・です・・かね?まあ、実際には文脈があるから大丈夫だとは思うんですが、送る側と受け取る側が同じとは限らないのだな~と実感。まあ、実際の顔の表情も同じなのかな・・。

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February 21, 2006

495日

月曜日、軍隊に入隊している学生さんが休暇中ということで、ふらっと遊びに来ました。

軍隊の様子などを聞きつつ・・・・

「軍隊(兵役)はあとどれぐらいなの?」と質問。

すると・・・

「あと495日です。」

すごい・・・。「あと1年半です。」じゃないんだ。一ヶ月単位じゃないんだ~。

軍隊の大変さを知った一日でした。

(なぜ正確に知っているかと言うと、携帯電話に表示できる機能があるそうです。なんか時限○○みたいですね~)

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December 10, 2005

お別れに慣れる

昨日は、教育大学院という夜間大学の最後の授業。この授業は、日本語教師志望の人が通う授業で、社会人が通っている、教授法等を教えるクラス。こちらにきて3年間、毎学期授業を担当してきたけれど、来年からは授業を担当しないことが決まったので、教育大学院での最後の授業でもあった。

その後、打ち上げと称して、軽く飲みに行くことに。その中で、

学生:最後の授業ってことで、けっこう感慨深くなりませんでした?

な:あ・・・うん・・・・

あ、最後だな~さみしいな~とは思ったものの、あまり「思い出が走馬灯のように・・・」みたいのは正直言ってあんまりなく・・・わたしの微妙な反応に、学生さんは拍子抜けしてしまったかも。

思えば、いろんな人の「最後の授業」に居合わせているうちに、いつのまにか慣れてきてしまったのかもしれない。日本にいた時は、「明日、帰国します。今日、最後の授業です」という学生をたくさん見てきたし、こちらに来てからも、「軍隊に行きます」って言う学生は、この子が戻ってきた時には、私はこの学校にいないだろうな~と思ったり。よく考えてみれば、毎学期の最後はこのメンバーでする「最後の授業」だ。

なんというか、多くの学生が目の前を駆けていくのを見ているうちに、たまたま同じ時間に居合わせたことこそが偶然で、お別れすると言うのは日常に戻るということ、出会えたということに感謝(拝)という悟りの心境になってきたということ・・・か。・・・まさに一期一会の心境。

ともあれ、日本語を教える授業ではなく日本語の教え方を考える授業というのは、準備もしんどかった分、私にとっても有益だったなあ、と思います。と言っても、自分の力不足も痛感したというのも正直なところ。いろいろ気づいたことを煮詰めて、煎じて、薬にしたいと思います。

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December 02, 2005

みんながびっくりしたこと

会話の授業「日本人の家を訪問する」シリーズ。

日本人の家を訪ねたことがある学生に驚いたことを紹介してもらうことにした。すると、話題はトイレ&お風呂に集中!

☆トイレ

・トイレがカバーがついていて、トイレットペパーにまでついていてびっくり(たしかに、韓国ではいわゆるユニットバスが普通で、シャワー中にがんがん水が飛ぶのでカバーをすると言う概念がない)

・水洗トイレの上に水が出ているところがあって、手を洗っているがあれは本当にきれいな水のなの??(きれいだよ~と説明してもまだ納得できない様子)

・ウォシュレットとか便座が一定の温度を保てるのとか・・・す・すごい・・・(たしかに韓国では部屋がオンドルで暖かいから便座がひやっていう感触はないかも。日本で廊下&トイレが寒いために冬、トイレ行きたくない!という感覚がわからないと、便座保温機のありがたさは理解できないか?)

☆お風呂

・30分以上もお風呂に入っているなんて!入浴剤とかすごくこだわっている!

・家族全員が同じ湯船のお湯を使っている!汚くないの?(率直に汚くないの?といわれるときれいだ!とはいいがたいけど・・・お湯につかる前に体よく流すし・・・)

入浴剤は汚れ&匂いを消すためでは?という説まで・・・

・お風呂に入る順番は?決まっているの?

・お風呂の水を洗濯に使うって聞いたけど、本当?

これを聴いた一部の学生は「きゃ~」と絶叫気味。どんどん汚い!のイメージに走ってしまったよう。薬とか入れるよ~といっても、もはや聞いていない・・・。う~ん、まずいイメージをつけてしまったかな・・・?面白かったのはお風呂の順番で、誰から入るのか、という質問に「昔はやっぱりお父さんから、っていうのはあったらしいけど、最近では決まっていないんじゃない?」と答えると、お祖母さんがいた場合もお父さんが先だったか?という質問が・・・。う~む、どうなんだろう・・・??

お礼に?お返しに?外国人が韓国の家を訪ねてびっくりすることは何だと思う?と聞いたところ・・・「ない!」とのお答え。

あくまで私の個人的な感想だけど、と前置きをした上で私が韓国人の友人の新居祝いに行ったときの「びっくり」を紹介

・どうぞと言われる前に好きなところに座る

・部屋のドアが開放されてて、全ての部屋の中が見える

・客は全ての部屋を見せてもらう。寝室まで!いいとはわかっていても、私はなんか、何を見ていいかわからなかったなあ

・冷蔵庫を勝手に開けてもよし。

・客は写真とか家具をかなり近くでチェックする。時には品定めも^^;

学生たちは、へえ、それが「びっくり」なんだ...の表情。私の意見が一般論になるのは怖いけれど・・・・・「びっくりの交換」いろいろしたらおもしろそうです。

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December 01, 2005

空也の最中、ほか・その2

会話のクラスで「家を訪問する」というテーマがあったので、みんなに質問してみた。

*会話の内容は学生が日本人の先生の家を訪ねるというシーン

「みんなだったら、このとき何か持っていく?手ぶらで行く?」

「何か持っていきます!」

「何を持っていく?」

「バッカス!」

注:バッカス:韓国の代表的な栄養ドリンク。リポビタンD的存在。

・・・・・・・・。

優雅なお菓子と共に送る生活はやはり遠いらしい^^;

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November 15, 2005

突然のお客さん

前もって連絡しておくという概念がないのか・・・?

学生さんは突然、研究室に来るのにはもう慣れつつもあるのですが(しかもノックをしてからドアを開けるまで間がなさすぎ!)今日のお客さんは久しぶりの人。

昨年の1学期まで日本語の授業に出ていたけれど、最近すっかり姿を見なかった学生が、ふらっと現れました。聞けば、「軍隊の休暇だったので遊びに来ました」とのこと。2月から入隊していたそうです。

私の学校では1年生はこの授業、とか全然決まっていないし、それぞれが思い思いのタイミングで授業に来たり、留学したり、軍隊に行ったり、休学したり、いつの間にか卒業したりしているので、知っている顔が突然見えなくなるというのも、よくあること。特に軍隊に行ったり、休学したりのタイミングがばらばらなので、誰がいつ卒業するかもよく分からないし・・・(だから日本のように就職活動シーズンってあんまりないかも)学科の集まりも別にないので、今だれが在学しているのかも???というところもある。

そこで、冒頭の彼、最近見ないなあと思っていたら、ふらっと、やたらこざっぱりした頭でやって来ました。かなりの優秀な子だったのですが、そういう子ほど軍隊の時期をどう捉えるべきか、考え込むようです。「いろいろな意味で焦る」と言っていました。

そういえば、先週も軍隊から休暇中のお客さんが来ていました。彼もずずっとお茶を飲んで、去っていきました・・・。学校に来た時に、ふっと思い出して、気負いなくふらっと立ち寄れる場所であるのは、なんとなくうれしいことだなあと思います。二人のお土産話を聞きながら、自分は学生に何かをしてあげる存在というより、ふらっと立ち寄りたいときにいつでも寄ってける場所でありたいなあとぼんやり考えていました。

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